”いつかの、ソルベントの香り”の巻き

 

 

 

 
エンジンをゴシゴシ洗っていると昔をよく思い出します。
デッチは洗い専門で1日また翌日と洗いは続きます。
部品を洗わせて頂く事で構成パーツを叩きこまれます。
その昔、アサカワスピードが保土ヶ谷にあった頃は設備が乏しく浅川さんの後輩N西先生(ケンマツ出身
でヨシムラも在籍)のマツ●スピードを間借りして随分昔は作業をしたものです。(随分昔よ・・)
洗浄機器は驚くべき数で・・・
1)白ガソリンで吹く台
2)大人が入れる位の巨大釜で100度近くの洗浄剤で自動洗い
3)下洗い用の洗浄台
4)中洗い用の洗浄台
5)仕上げ洗い用の洗浄台
となります。洗いものだけで気が遠くなりそうです・・・
嗅覚は必ずおかしくなり、素手洗いなので半端なく荒れまくります。
これだけならまだ良いのだが、これに”サンブラ”カルガード”が追加されると泣きそうです。
サンブラだけで身体中砂だらけ・・・やたら煙いし最悪です。ゴホゴホッ~
サンブラが終わるとエアブローして砂を取り除きます。ここで取っておかないと洗油で砂がダマになりま
すし、洗浄台を汚します。
そんで(2)だけ抜かして洗浄をまた行います。洗浄が終わるとまた組み付けて脱脂してエンジンが
まるまる入るオーブンに入れて熱します。
熱々の所にカルガードを吹き付けて再度熱して焼付けます。
塗装が完了ならば冷えてからバラしてまた洗浄です。
エンジン組む前の洗浄でサンブラの後なので入念に洗浄しないといけません。
外せるもの(メクラ蓋)は全て外してエアブローです。
100%問題が無いと言う状態でないと1激でエンジンぶっ壊れます。砂はマジでやばいです。
工具ですがエンジン屋さんとシャーシ屋さんがあって工具を混ぜて使わない。
要するにエンジンに使う工具はエンジンだけ。まー分業だからそうだろうけど。
ちっと”Nに工具コレ借りてこいよ。”っと言われあいあいー。
すんません●●貸して下さい。と言うと”何に使う?”いや~あのうエンジン組むのに・・・
”おめー此処にカス溜まるから必ず洗って返せよ”っと言われてビビッた事がありますた。
ちなみに油冷エンジンの排気量刻印が無いものが多いです。
イナズマからは結構多い気がしますが何でないのかと思い以前スズキに確認を取りますた。
”問題ないです!”へぇ~そうなんだー
うぬぬ

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