ホイールベアリング交換時期。指で回してゴリゴリ?異常に渋い?そこまでの症状になる事は少ないかもしれませんね。
先日、車検取得済みのGSXR1100です。
車検・ホイールベアリングメンテ・フォークオイル・ニューテックオイル交換・クラッチレリーズOH・スピードメーターチェック・ブレンボマスター取り付け等ご依頼です。
フォークオイルは綺麗なものですね。安心致しました。フォークオイルはASHを投入です。
まずはグリスが切れていないことが長持ちの秘訣です。
油分が切れますと破綻への道のりは意外と早いかもしれません。
ディスタンスカラーはなかなか良い精度で仕上がっておりますので測定し問題があるのであれば調整は必須です。
新しいものと古いものでのガタを感じてみればその差に驚くでしょう。レース・ボールの磨耗によるガタです。
レーシングホイール等で精度良くガタを増やしているベアリングもありますのでご注意を
純正でもスプロケットハブ内の大きなベアリングなどはかなりの負担でしてガタガタのものもございます。
メーカーによって圧入する基準方向がありますのでマニュアル等を参考にしてください。
どこもかしこもグリースだらけです・・・・意味も無く非常に残念で汚いだけですね。
グリス多く全て拭き取るのに大変です。無駄な注油はやめましょう。
この状態で手で回し確認してみてください・・・・驚く程、渋く回りません。
シールだから当然と言われればそれまでですが中から液体の流出を防ぐシールではありません。
防水・防塵・カラー保持などの意味を兼ねてます。
近年の車両などは非常に優秀なシールになってますよ。
勿論カラーが必要以上に減らないようにアタリを付けてから組み付けし使用します。1%の積み重ねで美味しくしましょう。
各ベアリング類は交換すれば100%パフォーマンスではありません。
ホイールの場合にはディスタンスカラー分の調整シロがあります。
その調整シロを使いベアリングを美味しい状態で組み付けてあげるコトが良い結果に繋がるかもしれません。
もちろん慣らしが終わりアタリが付いた時が良いパフォーマンスを得られ、そしてその良い状態が長く続くのだと考えます。