しっかり油分が塗られていればここまで腐食はおきません。未だにGSXR1100等で開けていないものも平気な固体は多いですので防錆は必要だと思います。
シールしても湿気で腐食は進行致しますのでたまに外す箇所であることは間違いありませんね。
スライディングハンマーは出来れば使いたく無いプーラーのひとつです。
この様なプーラーがあると無いとでは作業する姿も変わってきますし労力も減りスマートです。
少々荒い固体である気もしますね。取出し/圧入具合も平気ですので良かったです。
勿論私ではありませんが一応報告。このような打痕も人間が組んでおりますので存在します。
構成はこの様な感じです。外周はシールされますがシャフト部分の中心はシールされておりません。
ある程度は密閉も必要ですが湿気が抜けることも必要だと思います。
グリスを多く塗る箇所で困る事例が”グリスに水分の混入”でして混ざるとどうにも水分も抜けませんし酷く腐食を呼びます。沢山塗れば防錆につながりますが抜け辛いことも確かです。
あまり水をびしゃびしゃ掛ける事が良くない様にも思える時があります。
私はここも軽くさすってしまいます。ここまでキツイ必要もないと考えます。ゆるゆるは色々な事からあまりお勧めできません。
ちょっとシャフトを指してしまったのでグリスが付きましたがネジロックは全て落としてしまいます。
締め付け具合も胡散臭くなりますし取れなくなっても問題です。ロックナットになっていれば問題ありません。
シムの厚みで調整します。”スポ!”っと入る様では緩く規定トルクで締めてもスイングアームピボットはガタガタです。特にイナズマ1200とGS1200SSは緩い事が多いです。
緩ければフレームを締め付けてしまいますのでなるべくシッカリ入る様にしてあげると良いと思います。
近年のモノはピボットにねじ山切ってあって調整出来るから良いです。そしてシムは左右均等に入れるか左か右基準にするかはメーカーによっても違うでしょうし組付けする人の思想によると思います。
様々な交差やガタがありますので色々な意味から精密に組むと言うより現状に合わせる様にするが良いと考えます。