試乗を行なったらシフトの渋く切れの悪さを感じました。各部確認しましょう。
まず最初に疑ったのがクラッチレリーズピストンの跡。オフセットスプロケットの関係でピストンカバー未装着になっておりクラッチを切った際に接触したのでしょう。
クラッチの切るタッチはありましたので握った際にチェーンに接触して切り切れていないとまずは判断し接触箇所を切削してします。
若干インチキですがありもので対処。今後を考えるとコストを掛けずに処理を進めるがベターです。
こちらもチェーンが接触しますので切削して2MMほど沈めました。
中は研磨しましたので綺麗に仕上がっております。
カップは新しい感じ?がしますので再利用としました。
これで改善が全く見られない?のでなんじゃらほい?となりましてまぁクラッチしか無いかと確認に移ります。
フリクションプレートの摩材がポロポロ・・・半端ないですね。年式的に一回も交換されていないのでしょうか。
スチールONスチールである意味鋭いフリクションかもしれませんね。
当然カスだらけになっております。
バスケット自体の程度は良いので安心しました。
ロックナットにはロックワッシャー?と言う意味もあります。
この時代のGSXRはロックナットではありませんので私的にはやや心配です。GSXR STDワッシャーに1200系ロックナットではかかりが浅くなってしまう為この薄いワッシャーを手配しました。取り付け上、外径が合いません のでパンチで抜いて外径を合わせて使用します。
肉が無さ過ぎて曲げるのは一苦労。まぁ次回からは入れるだけ曲げは無しにしましょうね。
クラッチもしっかり切れてシフトも良好になりましたが今度はじんわりオーバーフローするのです・・・・参ったなぁ。