昨日はフロント回りを作業致しました。
ボトムケースの研磨完了致しました。これよりコーティングしたいと思います。
これで新品以上のコンディションに復活です。
ステムベアリングを交換致します。
しっかり確認してレース入れ替え完了です。
ステム調整ナットも綺麗にしておきました。使えるものは綺麗にして再利用しておきます。
グリスは安心のNC100を使用しております。
アッパーシールも滑らかに動く様にしておくと良いです。
ハンドルロックも面ピタにしておきました。
何か組み付けしたら渋いのでシールなしで確認です。ほぉ~なるほど。
フレーム側のシール逃げとの相性が悪い様です。純正部品でもこのような交差が出たり致します。ただ交換するのではなくよーく観察して作業を進行すれば結果は良い方向に進むでしょう。
ビャーっと落としてスムーズ&マイルドになりました。
シングルナットとダブルナットで微妙に締め付けが異なると思います。各メーカーの締め付けトルク一覧を以前製作して眺めた所、さまざまな思惑があるのかな?とも思いました。調整の範囲はいい所10度もありません。
一番手前の線が手で締めた所で二本目がレンチでトルク掛けてもう渋い所です。
この間にしか良い所はないと思います。
当然ながら上下のシールはしっかり初期で潰しておかないと初期馴染みでガタが発生することもあるので注意が必要です。
あまり軽過ぎない方が剛性感も得られてナチュラルだと思います。
純正流用のアルミステムナット。廃盤になる前に使いましょう。
肉抜きがいい感じですね。
インナーチューブは今回交換致します。
シールは安心のSKFを使用します。このシールも距離を走ると渋くなりますので走行前に少しインナーを潤滑しておくとより長く使えます。
リップ内にはフォークオイルを充填して組み付けます。出来ればグリスはおすすめしません。グリスを入れて時間経過したシールを見るとグリスの劣化したカスだらけになっているものがほとんどです。
後は真空ポンプでエア抜きをしておきましょう。その間に片付けしておけば回りも綺麗です。
締め過ぎなのかずいぶん変形してますね。
新品の様に綺麗になりました。
これでフロント回りのメンテナンス完了です。