車体が寝すぎると言うので車体を起こしましょう。まずは失敗編。
安易に・・・内側,外側Vカットし開先タップリして炙って曲げて面ピタにして溶接。
出し易い様にフックを曲げて溶接して~
カクカク・・・カクカク・・・・う~ん・・・かっこ悪い。
スプリングも微妙に当たるのでピンを作って伸ばして外に出す?
私なら思うよな~”誰作ったのこれ?”って
スタンドなんかほぼずーっとこのまま残りますし。
もし何年か後に自分でこれを見て”なんてものを作って晒しているのだろう・・・”
という事でカクカクスタンド加工代で作り治すことにしました。
まずはSUS304HLのパイプをベンダーでぐい!っと曲げます。SUSはできるだけ焼けるので炙らない方がベターと思います。(ベンダーあるので殆ど炙りません。)
スタンドをちょん切ってパイプにインロー軽圧入です。
こういうエッジをR加工するだけでクオリティーがぐぃ~っと向上致します。
位置を決めてぐぃ~っと溶接してしまいます。
相変わらず焼けて焼けて仕方ありません。(涙&精進)
SUS304 5MMをレーザーカットしまして・・・
嘘です。コンターで切って素敵に仕上げました。
エッジがいい加減なベルサンだと残念なのでこちらもR加工しておきます。
スプリングを引っ掛けるピンを削ります。先っぽ丸いと素敵です。
じゃじゃ~っと溶接してしまいます。
ソールカバーも作っておきました。
べべ~ん!これなら満足。
研磨で焼けを取って一気に綺麗に。
SUSヘアラインとにぶい光り方が上質です。
はみ出るスタンドが嫌いなのでなるべくIN!擦らない&シンプルです。
当然ですがなるべく真下方向に出してあげるとフレームへの負担も少ないと思います。Z系やカタナなんかはやたらめったら外に出てますね。
注意点。
社外サイドスタンドや後加工されたサイドスタンドに多い”バレリーナースタンド”要するにソールが全面地面に接しないつま先立ちなスタンドが地味に多いです。何が良くないかと言いますと足場が悪い所に置くと”安定感が少ない=倒れやすい”です。
調整式とかワンオフSUS削り出しとか色々見て来ましたがすごく重い上につま先立ちで容易に手に入る品では難しいですね。
カスタムSHOPや加工業ではありませんのでこの手の作業は一切受け付けておりませんのでご注意ください。