GSXR750 GR71 キャブメンテ(+OH)  ニューテックオイル交換 SUSクラッチホース製作などなど

GSXR750 GR71キャブメンテ。このキャブとV型は来年より同作業は値上げです。(やること多くて大変)

ご用命です。


外してまして軽く洗浄しつつ外部・内部を確認していきます。


錆が多い=タンクの錆び取しないと何をやってもダメ。
幸いタンクはコーティングされているので過去に溜まったらしいですね。


加速ポンプのレバーなど色々と古い?構成で装着されていて手間増です。


このどちらかのピンを抜かないと連結がばらせない構造=ばらすな~って言っている感じとも取れます・・(抜く専用工具を作ってあります。)


欠損や壊された感はないので進行可能です。


可哀想に~こんなに錆びてしまって・・・見た目の中身も綺麗な方がやはり気持ち良いと思います。


ばらしてから洗油に付けて放置。作業の関係で1週間位経過してしまいました・・・


何でもかんでも勝手に分解すると痛い目にありますよの話。

バイク個別にパーツリストなるものがありまして、我々はそこから必要な部品を抜粋して修理をするわけです。

でも”部品設定ないじゃん?” って事が世の中無茶苦茶あります。例えばこの部品このバイクは完全OHしてありますと言いましても・・・”あそこの部品は廃盤だし~” ”あれ?部品設定ないよな~”って感じる事も。

設定無い・廃盤なんてなると規格品から探したり流用探したりする訳です。それも数時間数日単位で探して注文して”使えなかった~”ってなるとまた振出しに戻るのです。

よって何でもかんでも仕事で受ける訳にはいかない~ってことです。(良い意味いい加減に行うなら良いですが)

んでこのフェルトシールも当然設定なしです。これも随分悩みましてどうにかクリアーできました。(誰にも理解してもらえない?喜びがここに~です。)


バレル研磨→ガンコートで復活した金属部品。実にラブリーな状態になりました。


今回は研磨なし(このキャブは基本不可にしました。)ですので洗浄程度に研磨しておきます。画像上 未処理 画像下 研磨です。
これでも十二分に綺麗です。


いつもの事ですが特に見える部分(1-4)はリキ入れて作業しております。


フロートバルブのオーリングはズボズボで横漏れ確定。ニードルバルブはしっかり段付きでアウトォ~です。


最近このキャブが多くて信頼性の高いフロートバルブをやっと見つける事が出来ました。ラバー式になれば密着力もしっかり。下手すると10万キロは言い過ぎですがかなりの耐久性です。

この手のフロートバルブはそこそこ高価。どういう状態だと脚を引っ張るか知っていればOHで交換する必要はないと思います。


フェルトシールも対策品?にして安心です。


実油面の確認と調整。

見ないより見た方が安心な項目。フロートは樹脂+金属、キャブボディー鋳物この状態でコンマいくつのフロートレベルを調整してもどうなの?って言うのが正直な所です。

実油面を確認する事によって
・ガソリンが落ちる速度が体感的・目視でわかる。
・フロートバルブ以外の箇所からガソリン流入がわかる(クラック・ピンホール・エアベント異常など)
・フロートバルブの効き具合がわかる(閉じてガソリンを止める感?)
・フロートレベルと実油面の差

エア通路やジェット通路も非常に大切ですが実油面で大体古いキャブなど摩訶不思議な怪病も理解できもしかして謎も解けるかもしれません。
*書いておいてあれですがあまり悩む仕事は苦手なので世の中の達人のお店に依頼してください。


パリっとしまして私も満足です。


インマニを交換致します。慣れが無い人には辛い取り付け+。大体ドライバーは入らない&チカラ入らない。もう対策済みなので悩むことなくサクサクです。

本当にボルトが一本外れないだけで無駄な時間掛かりますからね。
ちなみに今まで最強に取れなかったのはGSX1400。狭い上に+皿にネジロック。今なら悩まいでしょうが・・・日々勉強。


ジェネレーターカプラーもたまに外して接点復活剤しておくと良いでしょう。


アクセルワイヤーはキャブOH時は交換しておいた方がベターですよ。

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