油冷メンテから作業致します。正逆クランキングしますと遊びがとても多いです。油冷のカムチェーンテンショナーは基本オートです。押す力(張る力)はスプリングの強さとなります。
エンジン掛かってしまえばかなりギンギンにチェーンのテンション掛かりますのでそうそうに貼ってくれません。そんな時は後ろから1ノッチばかり押して調整してしまいます。
当然全周回してカムチェーンの弛み具合も確認して行わないと不味いですよ。
#1 IN
#1 EX
#2 EX
#2 IN
#3 EX
#3 IN
#4 EX
#4 IN
距離も若いのでカジリはありませんでした。
オイルがやや汚れめ。無茶苦茶短い距離にも関わらずこの汚れかぁ~と思いましたがよくよく考えるとあの10年以上寝かしてしまう前の汚れが残っていれば当然かも?と思ってしまいました。
地味に効果?あるかも伝説。ヘッドカバーを固定しているシールですがこれがカチカチになるとオイルが滲んで来ます。少しでも保湿的にずぅ~っとこのシールにNC100グリスを塗って組み付けております。意外と効果があるのかシールの持ちが良い様にも思えます。
セルモーターオーリング交換致します。油冷は二種類セルモーターあります。左エンジンカバーの違い=セルモーターの違いです。
ターミナルカバーも交換しておきますね。
ジェネレーターダンパーの状態もまずまずで良かったです。
磨ける範囲で綺麗にしておきましょう。ステンレスブラシでビャ~ってやればあっと言う間です。
ジェネレーターのカプラー溶けも無く問題ありませんでした。中古で購入したら一度は確認しておいた方が良い箇所です。
エンジンダンパーの状態もまずまずでした。当時モノですのでゴム部品新しくなるだけでも効果期待値高いです。
リアディスクはSTD6MMです。別に同じにする必要もありませんので5MMに変更致します。細かく言うとセンターがずれますので要確認となります。
キャリパー/マスターは前回OHしておりますので作動も良好です。
リアをギンギン掛け過ぎて残無し!丁度良いタイミングでしたね。
キャッチタンクを取り付けおいて欲しいとの事。厳しいレイアウト、正負圧対応のスプリング入りのホースを使うと有効です。どれだけ曲げても基本潰れませんので要らない心配ごとが減って良いと思います。
やや端折ります。油冷でこの手のキャッチタンクを装着するとこれ見よがしホースが横を通る事が多いかも・・・整備性も見た目も。。。ですのでなるべくこっそりして取り付けておきました。
ブレーキフルード交換しておきました。ゴールデンクルーザDOT4です。
同調取りまして完成です!