②GSX-R750 GR71 車検(ご新規プラン)キャリパーメンテ デコメンテ クラッチOH等


    

オーブンが大きくなると便利。小さいけど大きい?はぁ?
塗装焼きは本業ではありませんので、”本業にしては小さい/隙間にしては大きい”こんなニュアンス?ですわ。
なんか。。。。最近キャリパーとかマスターばかり作業している様な気がしますね。
しかも古いから結構ハードなコンディション。

設備投資が役に立っている感じビンビン!です。
大体古いとこんな感じですね・・・”うっ!!!”って思うのは誰でも同じ。嫌々思わずにどんどんポジティブに進行です。
気持ち悪い油汚れがギットリですので熱湯+工業用洗剤(アルカリ系)漬け置きしておきます

とにかくピストンが抜けない。。。。まさにビクともしない状態でした。
毎回スムーズに作業が進まないと”便利な道具を作らねば~”と思ってしまいます。

大変と思うのは”設備が悪いのか” ”スキルや経験値が低いのか”常に自問自答しております。

まぁどうにか摘出できまして中を確認。楽しめそうなコンディションであることは間違いないですね。
ブレーキキャリパーピストンの作動が悪い=シールが古い(変形/硬化)/シール溝の腐食で押され気味な事が多いと思います。

渋いなぁ~と思ってゴシゴシキャリパー洗ってピストン揉み揉みしても限界があります。そんな時間を掛けるのであればOHしてしまった方が時短で仕上がりも良いと思いますよ。
研磨し終わってオーブンで乾燥しエアブローとチェック行ってやっと組み付けに入ります。
多少腐食出ておりますが性能上問題ないでしょう。古くなった塗装も全て剥がしてしまいナチュラルアルミ研磨仕上げとしました。
塗装って綺麗にする時また剥がさないといけませんがこの仕上げだと処理が楽です。
まぁまたOHすることが来るのか?は微妙ですが・・・
OH済みと言ってもニップルのテーパー接触箇所などは未処理でサビサビだったりとかありますので要注意です。
ピストンキットにてOH致します。シール/ピストンは必ず検品しましょう。

人の手が絡んでいる事にはミスが起こり得る可能性があります。”交換部品の責任なのか、作業者の責任なのか”間違いなく後者。責任転嫁の嵐にはなりたくないですからね。
シール溝にはCCI メタルラバーを塗って組み付けると”あら?こんなに良く動くのかしら?”と言う位気持ち良いです。
*基本的にグリス系は使わない方がベターかもしれません。
・グリスは溶けずに残留しますが劣化後も残留=分解必要
・キャリパー洗浄時に水とグリスが混じる=キャリパー溝内で腐食する可能性あり
絶対ではありませんが経験的にそんなにおいが致します。
初期型油冷のDECAピストンフロントに油冷後期のリアキャリパーのパッドピンクリップがそのまま使えます。*パッドもいけるんじゃん?と思いましたがダメでした。
作業する人しか嬉しくありませんが・・・自分が作業し易い様にお客さんのバイクは仕上げて行きます。
スズキ 69142-46E01 クリップ、パッドピン
ブレーキパッドはベスラーのシンタードメタル 
ベスラー VD-331JL
ブレーキユニオンなども研磨してガンコートして再利用。自分で作業して仕上がりに満足できると非常に気持ち良い~です。

接写に耐えれる質感って大変っていつも思います。
取敢えずブレーキ完了です。
因みに漏れていちゃのでマスターも同じくOH致しました・・・・内容変わらないので端折ります。
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