比較対象が重要。
聞いたことありませんか”すげぇ~良くなった”って。
身体でもバイクでも同じく。必要なのは”現時点” ”一般的” ”快調”の水準。
”調子悪い”を知る必要もありますが無理に学ぶ必要もないでしょう。
”過去の現時点”と”現時点”の差が大きければ大きいほど体感し易いと思います。
しかし実際はどうなのだろう?と思う時ありませんか。
誇大広告に釣られてしまうのは人間のサガ?でしょうか。
簡単・凄いと言う文言には魅力的でどうしても惹かれてしまいますよね。
例えばキャブレターが詰まって調子悪いもしくはエンジンすら掛からない状態のバイクがあったとしましょう。100段階レベルで言えば1としましょうか。
これを取り合えずキャブクリーナーシューシューしてエンジンが始動してアイドリングすれば20~40位まではレベルも上昇するでしょう。そしてこの差は20倍~40倍になりますから劇的な改善です。
たいてい誰がやっても大きな改善が発揮できるある種簡単な事例です。
しかしよくよく見てみると改善すべき個所があったりします。
同調は合っているのか?
油面はどうなのか?
psの戻し数をもっと詰めれないか?
二次エア吸っていないか?
アクセルワイヤーは渋くないか?
見た目はどうなのか?
などもっと煮詰めれば50~80いや90にまでも達するでしょう。
しかし世の中そこまで詰めなくても変化率が高ければ、たいてい満足が得られてそれ以上の質は求められていない事が多いと思います。
これはどの業界にも通じる事かと思います。
その感動は本当の感動なのだろうか。
しかし世の中、知らなくて良い位の上質な事や味と言うモノもこの世の中には存在します。
それを求めるのであれば時間とコストが常に必要となります。
身の丈を知る旅もまた一興です。知らぬが仏もまたありです。
人の本質を知る事が人生で必要な原則かもしれませんね。人の言葉に踊らされない強い気持ちが常に必要です。