お客さんのバイクのブレーキホース。
アルミの煌びやかなフィッティングを見て・・・
何で?アルミにしたんですか?(・´з`・)
やっ安かったから~って
うっう~ん。。。。。逆に高い?かも?
①劣化し易い
鉄系と比較してやはり劣化し易いです。
熱にも晒されて、基本下回りですので保管状況が悪いと腐食がかなり進みます。
アルミのフィッティングは劣化が進むとナット部分に”ピッ!”っとクラックが入ってしまう事が多いです。
一瞬で液圧は抜けませんがその後にどうなるかは想像以上に悲惨かもしれませN。
②キャリパー着脱・洗浄などで捩じられる。
整備上、どうしても負荷をゼロで進行する事はできません。
多少なりとストレスを与えてしまいます。
上記の様な劣化が進んでおりますと欠損・クラックの発生も起こります。
大切なブレーキパーツは管理が必要です。
③期間を決めて交換するのであれば吉
バイク部品。
一生使えると思っている人・・・かなり多めかと思います。
保管や使用状況にもよりますが、そんなに甘くないでしょう。
特にアルミパーツなんかは非常に注意が必要です。
鉄の様に錆びませんが劣化が始まるとボロボロのカサカサになって爪で弄るだけで崩壊してしまう程です。*相当ですが・・・
昔のアキシャルブレンボレーシングキャリパーで使用環境悪い人のものは本当に酷いものがありました。こういうモノを見ると”あぁ~怖いな・・・”っと感じます。
私がアルミ削り出しセパハンを信用しないのもこの様なリスク軽減の為です。
④日本刀よりも斧(*´ω`*)
日本刀の様に”ポン♪ポン♪ポン♪”っと大切にメンテして使ったらメンテしてと言う状況だと少し疲れませんか??
例えば1年に一回研げばよい!100回切ったら研げばよいと言うスタンスの方がモノとうまく付き合えるのではないかと思います。
まだ大丈夫かな?平気かな?なんて恐々使うよりも心は太平洋!でゆったり行けると趣味も満喫できるのではないかと思います。
⑤ステンはフィッティングの再利用可能
ステンレスは中のオリーブ(ガスケット)を交換すればフィッティング再利用可能です。
ハンドルを交換・キャリパーを交換・ホースレイアウトを変更したい場合でも再度使う事が可能です。
アルミを買ってステンレスフィッティングに替える順番の方が失敗分高く付くのではないでしょうか。ある意味エコ?なのではないかと思っております。
悩んだら是非!ステンレスで選択して頂ければと思います(*´ω`*)