やっぱりKAWASAKIエディーローソン!Z1000R1 車検 キャブOH オイル交換などなど

さてさて….お預かりして2ヶ月経過しそうなので始めます。
サボっていたわけではありません。
想像とスケジュールが組み合わないのは常なので日々営業バージョンアップを考えております。

車検に持って行こうと思ったらガソリンがダダ漏れだよ。
エンジン量は増えてなかったのでまだオイルは抜いておりません。

それではキャブを外してチェックするよ。

作業は手間ではないが、絶版部品の手配にひと工夫

さんざん人生痛い目にやっているので容易にバキバキ分解はしません。
様子を見つつ部品の供給があるのかないのか調べながら進める必要があります。

最近のガソリンは悪くなりやすい印象があります。
温度差があり直射日光や湿度が厳しいコンディションだと早いと3ヶ月そんな印象。

最近皆さんに伝えているのはたまに動かすのも必要ですがガソリンを使って入れ替えるこれが最善だと思います。
都内での下道ではちょっと難しいかもしれませんね。

1番から4番まで同じように例のガソリンが腐った臭いになってました。

古いキャブはガンガン叩いたりしないでね。折れたら最後だよ



この時代のフロートアームピンは軽圧入になってます。
逆側からピンでトントン叩いて支持アームが欠損し補修している車両を見たことがあります。

キャブのボディもかなりの年月が経過しているので未来永劫健康なわけではありません。
ダメ絶対パワープレイの気持ちでやんわりと作業を進行していくべきでしょう。
なるべく作業リスクを負わないことが重要になります。

画像から見てわかる異常なフロートの位置。
一番下がった位置で動かなくなってます。
一瞬何が起きてるのかわからなかったですか完全な固着こんなことになるんですね

ジェット類、フロートバルブは交換するよ

ジェット類の穴は完全に塞がり真鍮もぐずぐずになってます。
まだ部品は供給されるので全て交換しておきたいと思います。

発注有無を確認して思いましたが実に純正部品の供給期間が長く価格も妥協できる感じでした。
某 S 社のような廃盤や価格5倍みたいなことは少ないように感じました。
ユーザーの熱量も下がらない理由がこの辺にあるような気がします。

所詮はガソリン。マキタヒートガンで温めてね。

このようにニードルジェットとニードルがガソリンの腐食で一体化してしまってます。
キャブクリーナーとかはまだ使わずヒートガンで軽く温めれば簡単に外すことができます。

基本的にはガソリンなので温めてあげれば通路の詰まりや固着も除去することも可能です。
*注意、直火は絶対やめてね。

どこまで分解するか考えました。

燃料通路のジョイントが廃盤です。ジョイントとシールが一体構造なので融通が利きません。
多分刀と同じキャブなので使えるとは思いますが刀のT ジョイントも廃盤なので今回保留しました。

下手にばらして漏れるにじむなど発生しだすと大変です。様子を見つつ検討したいと思います。

純正部品の絶版が旧車乗りを苦しめる。

パーツリストを開いて部品番号を調べ届いた部品を交換すれば良いそんな時代ではなくなってしまいました。
様々なリプロや互換部品を探したり海外から入手したりワンオフで作ったり悩ましいことは多々出てきます。

長く乗り続けたいのであればなるべく動態保存をして危なそうな部品はストックしておくのは重要です。
キャブの交換できる部品は純正で手配しましたのでもう少々お待ちくださいませ。


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