最近はあまり見ないですが
不思議とちょっと古いカワサキではたまに起こる症状ですよね。
クラッチが張り付いてしまってクラッチレバーを握っているのにローに入れるとエンスト。
ちょっと恥ずかしいだいぶ恥ずかしい症状でございます。
面倒くさいですがローに入れて前後に揺すったりしますよね?
このエンスト病もだるいのですが若干クラッチの切れが悪い感じが出ておりました。
特にクラッチを使ってシフトアップをすると顕著に入りが悪いのです。
なのでクラッチを使わずシフトアップをして誤魔化しておりましたが
最近やっと自分の着手できるタイミングになりました。
ということでバシバシチェックしていきますね。
同じだろうと思って買った FCCチェックするよ
同じだべ!と勝手に推測して調べる前に購入していたクラッチとなります。
その後ちょっと調べると
何やら400と550で若干純正品番が違うことに気がつき実は嫌な予感しておりました。
というわけで綺麗に開封して処分できる段取りをしつつ検品しました。
そんなに複雑な話ではありません。
大切なのは形状と肉厚と枚数のみとなります。
スチールディスクもフリクションプレートも同じ形状だったので安心しました。
STD ZEPHYR550 FE 2.55*1 &2.00*5/FIR 3.00*7 =33.55mm
FCC FE 2.30*2&2.00*4/FIR 3.00*7=33.60mm
という感じでしたのでほとんど同じような寸法でした。
ゼファー550は中古ですのでなんとなく参考値と思っていただければ良いです。
とは言うもののクラッチ板はあまり減りません。
どちらかと言うと硬くなってボロボロになるその方が多い気がします。
凸凹加工されていない板は張り付きやすい?
久しぶりにこのデコボコ加工されていないスチールプレートを見ました。
フリクションプレートが劣化して張り付く時もありますし
このようにスチールプレートにデコボコ加工されていない古いものも張り付き易い印象はありますね。
どちらにせよある程度年月が経過しているのであればまずはリフレッシュして
そこから色々と対策を練っていけば良いのだと思います。
まずは足元を整えるそんな感じです。
クラッチ板は過酷!一度交換すれば相当大丈夫だよ
ブレーキディスクとブレーキパッドの関係に近いです。
100度近くなるエンジンオイルの中に常に浸っているのでかなり過酷な状況。
半クラッチをあまり使わない大きいバイクは意外とフリクションプレートが摩耗することはありません。
それよりも常に高い温度のエンジンオイルで濡れていて、キャブレターオーバーフローでガソリンぽいオイルにも浸った経験もあるかもしれません。
時間と共にフリクションプレートの磨剤は硬くボロボロになっていくので
10年15年経過して一度も見ていないのであればチェックしても良い箇所だと思いますよ。
ちなみに互換性があるクラッチ板は常に心配することはないと思いますが
油冷GSX-R1100のように特殊な形状していると廃盤になると非常につらいです。
1回も見てないな?なんて思ったらタイミング見て交換した方が良いですよ。
困るのは本人です。
非常にシンプルな構成でちょっとびっくりしました。
このエンジン非常に整備がしやすい形状をしてますね。
ほとんどの大きいバイクがクランクケースの奥まったところに
カウンターシャフトやその他部品が存在します。
クラッチカバーがボリュームあってその部分で覆い隠すそんな構成になってますね。
要はクラッチハウジングの着脱もコツも何もなく簡単。
背面のギアの噛み込みなどをチェックすることはなくシンプルで良い構造だと感じました。
長くなるので②に続きますよぉー