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THE「旧車の洗礼」憧れのZ1Rを快調に乗りたい物語?

やっとこさ長いドリルが届きました!
最近はモノタロウなどで手軽な価格のものがあるので助かりますよね。

世の中は3連休!納車や入庫があるので1日まるっと作業できるわけではありません。
合間を見て折れたボルトを除去するよ。

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いきなりドリルで作業すると成功率はかなり下がります。

適当に転がっていた鉄の丸棒から穴あけの治具を作るよ。
今回相手はノックピンが入る径になっていて 奥は M 6 。それが折れている感じです。

ということで手前のノックピンの外径8Φ。そこに作った治具を軽圧入してドリルで穴を開けていくよ。
一応圧入した後抜き取りしやすいようにM 6のネジ山を作っておきます。
こうしておけば後からスライディングハンマーで簡単に引き抜くことができます。

なるべくスムーズに作業するための段取り非常に大切です。

クランクケース側の寸法が微妙なので適当に合わせました

多少の汚れはご勘弁ください。
クランクケース側の面にぴったり当たるように軽圧入していきます。
あとはこれに従って穴を開けていくだけです。

誰がどうやってもまっすぐにしか穴が開かない状況を作って
穴あけ作業すれば失敗はほぼしませんよ。

あとはこのように長いドリルでちょっとずつセンターに下穴を開けていきます。
当然ですが深さを常にノギス計測しながら行わないと危ないですよ。

画像のように簡単にセンターに穴が開きます。

このように寸切りを使ったいい加減なスライディングハンマーでトントンすれば治具は外せます。

抜けた時の気持ちよさがたまらない?(*´ω`*)

今回はまず3Φでセンターリングしてエキストラクター試しましたが全く効かず。
次に治具を旋盤で4Φに拡大して4Φドリル→エキストラクターでするするっと外れました。
かじって折れた感じではなかったので意外と簡単でしたね。

こういう事態を考えるとやはりステンレスのボルトは極力使わない方がベターです。
使ってる方が最後まで責任を持って面倒見るのであれば全く問題ないと思いますが
やはり難切削のボルトが折れて除去する面倒さを知ってしまうと気軽には使えませんよね。

ちなみに今回4Φで除去することができましたがこれで外れない場合は5Φに拡大します。
これで外れない場合はそのままM6-P1.00でタップを立ててしまいます。
そのまま ネジ山が使えるのであれば OK です。
しかしそれでもダメな場合は
6.3Φで穴を拡大してヘリサートタップ→ヘリサートという流れになります。

折れたボルト1つ外すのも面倒ですし、ネジ山を修復するのもかなり手間です。
極力ボルト1本ネジ山一つに愛をこめてあげれば面倒は減ってくると思います。

とりあえず無事に外れて安心しましたよ

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