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怪病発生中?謎の「ぼぼぉ~ん」の究明を急ぐGSX1200S油冷カタナ。キャブを急遽OHするの巻

とある持ち込まれた部品を組んだところ。
「微妙になんか調子悪い」実は試乗の時にちょっと感じたんですよね。。。

東京のこの界隈は危ないので作業前に試乗しません。
だって自転車突っ込んでくるんですもん( ;∀;)

その後、
ミスがあるか目の前で再確認→無 インマニとオーリング交換する→若干変化あり
ニードルのシムを外す→変化なし 元の部品に戻す→変化なし??

もう一度チェックすると静的でのスライドバルブの動きが若干おかしいのです。
これが表面処理が原因なのかわかりませんが
気持ち悪いので「ストックのキャブをオーバーホールして組み替えて欲しい」依頼です。

おNEWのステッカー・キーホルダー・ワッペンゲットは此方(*´ω`*)

やっぱりキャブは京浜!っとしみじみ思います。


スライドバルブなしの貰い物だそうです。
それにしても程度が良いですね。


プラスネジを外す場合はマキタのインパクトドライバーを使うと間違いありません。
はっきり言って普通に緩めようとするとかなりの確率で頭をつぶしてしまいます。

1本でも潰すと地味に時間をロスしますし確実に取り外せるとは限りません。
極力「ショックドライバー」の出番は少ない方が良いと思います。
ショックドライバーは基本的に引っ叩きますので
本体にダメージを少なからずとも与えてしまいます。

キャブはアルミの鋳造でかなりの年月が経過しております。
割れたりモゲタリすると面倒なことが増えるのでなるべくリスクは最小限で作業は進める方が良いです。


分解前に一応欠品がないかチェックしておきます。

負圧キャブは基本的にシンプルな構造なので作業性が良いですよね。

軽くだけ重曹ウエットブラストで仕上げておいたよ

見える1番4番の外側を一番気合入れるのは最重要です(*´ω`*)

最近は重曹のメディアも非常に高価になったので早々にできませんね。

交換できる樹脂のジョイントは部品が供給されるうちに交換しておきました。

燃料通路のアルミと真鍮の部品はウェットブラストかけておきました。
O リングはもう 基本的に カピカピになっていたので
油冷1200系純正キャブレター
一度もオーバーホールしていない人そろそろチェックしないとまずいですよ。

バルブシートの受け側は工業用綿棒にコンパウンドをつけてすり合わせしておきました。
これをやるだけでピタッと決まってくれるんですね。

残念ながらフロートバルブ交換です。

先端がラバー式のフロートバルブが摩耗することは意外と少ないです。
どちらかというと「ゴムが硬化する」方が多い気がします。

この部分が硬くなると「若干締まりが悪くなる」感じで
ピタッと油面が止まらないんですね。
なんかずっとふわふわしているそんなイメージがあります。

ケチって使えないことはありませんが「キャブは京浜」部品がリーズナブル。
多分、オーナーが生きてる間はもうOHすることはないでしょうから交換しておきます。
現在部品待ちです。

フッ素グリスってこんな使い方もあるんだよ

キャブレターの油面をチェックしたいのですが
工具をつけても穴が開いていて漏れ出てしまいます。

フッ素グリスを軽く塗っておくだけでここからはもう漏れてきません。
発想次第ではフッ素グリスってむっちゃ使えるので1個持っておくとすごく良いですよ。
下手するとツーリングに1個持っておいてもいいかもしれませんね。

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