「KAWASAKI ZEPHYR Part1」ゼファー550でアメリカ西海岸を走る。しみじみ納得した91年の雑誌。

私がZEPHYR550を買ったのは「気まぐれ」かつ「衝動買い」
別に欲しかった訳でもなく憧れがあった訳でもない。

ただ当時バイクに乗り慣れていない高校生の頃にゼファー400を試乗した遠い記憶が残ってます。
その当時の400の記憶と550のギャップは非常に大きく感じました。全くの別物。

ふと過去の雑誌「KAWASAKI ZEPHYR Part1」を購入し読んで
しみじみ、ふむふむ!っと納得してしまいました。
なかなか中古では少なくなっている雑誌なのでタイミングあれば手に取ってみて欲しい1冊。

ほんの少しだけ紹介してみますね。

「ゼファー550でアメリカ西海岸を走る」と言う今では考えられない企画?が展開されている。
たまたまなのか狙ったのかわかりませんがなぜ?ゼファー550なのだろうか。

国内で400/750の試乗企画でも良かったのではないか?と思ってしまいました。*予算が潤沢だった?
もしくするとちょっとマニアックな発案で
アメリカならゼファー550があるそれに合わせて生まれた企画なのかもしれませんね。

私的には表紙もゼファー550でなんとなく嬉しくなります。

参照 「KAWASAKI ZEPHYR Part1」ネコパブリッシング

リッターマシンがゴロゴロ走っているここ アメリカでも、
排気量わずかに550ccしかないゼファーの人気は相当なものらしい。

見た目には、ゼファーの400とほとんど 変わらない。デザインワークはもちろん。
細かなディメンジョンに至るまで、550と400は同じスペックを共有している。

ただ550には、タンクのデカール「ZEPHYR」の真下に「Kawasaki」のロゴが入っており、
唯一これが外観上から400と見分けるポイントとなっている。

ライディングポジションは、もちろんまっ たく同じである。
乾燥重量では400よりも 2Kg重くなっているが、そんな差など体感で はわからない。
かろうじて、マイル表示のス ピードメーターヘッドライトの常時点灯システムが、アメリカ仕様のゼファーであるこ とを思い出させてくれるだけである。


550は、タンクのデカール「ZEPHYR」の真下に「Kawasaki」のロゴそんな情報も得ることができました。
ちょっとマニアックなネタがポイントですね。

参照 「KAWASAKI ZEPHYR Part1」ネコパブリッシング

ところが、いざ走り出してみると

400 よりもボアで3㎜、ストロークで10.4㎜長い550エンジンの予想以上の力強さに 驚かされてしまう。
トルクの太り具合が400とは全然違うのだ。
出足のシャープな加速感は、400よりもむしろ750ゼファー に近いものだ。

この部分を読んで私も実は共感しました。
ゼファー400との対比で感動したわけではなく純粋なゼファー550のパフォーマンスに驚かされた感じはします。
下道も高速も乗って体感して思ったのは「ゼファー550よぉ走るな」っと
この車格でこのエンジンパフォーマンスならちょうどよく気軽に長く楽しめるそう思いました。

参照 「KAWASAKI ZEPHYR Part1」ネコパブリッシング

ただし実際に750と比べてみるなら
やはりこちらはトルクというよりは回転数で乗るエンジンということができるだろう

ただ不思議なことに、ゼファーの400、 550、750の各モデルが、
それぞれまったく異なるパワーフィールを持ち合わせているにもかかわらず、
実際にオートバイに跨がって走り出してみた時に、どこか相通じる感覚を覚えてしまう

ゼファーならではのテイ ストとでも言うべきものなのだろうか、
排気量や絶対パワー等を超越した独特のコンセプトがゼファーの底流に脈々と流れているの がわかるのだ。

なかなか全てのゼファーユーザーに優しいまろやかな表現がオーナー心をくすぐりますね。
このように連日ゼファー550についてブログを書いております。
欲しいな~買おうかな~なんて思っている人の心には
ポジティブな方向でビンビンに伝わってしまっている?のではないでしょうか。
ご利用は計画的に。

参照 「KAWASAKI ZEPHYR Part1」ネコパブリッシング

これまでオートバイの醍醐味というもの はコーナリングにこそあるものだと信じて 疑わなかった。

しかし真っ直ぐに走っていても面白くて長距離を長時間走っていても楽しいオートバイ
これこそがオートバイ本来の姿ではないかということを、

ゼファーと共に走ったアメリカ・ウエストコースト1000マイルの旅を終え、
つくづくと思った。

そうでは550はちょうどいい車格・トルクパワーのバランスがすごく良い
バイクとしてのパフォーマンスはもちろん
デザインやメンテナンス性様々な面で優れているそんなバイクだと思います。


驚くことに91年=33年前の雑誌です。
私的にはそんなに古く感じませんが逆算すると驚きますね。年も取るわけだ・・・・
意外と古いバイク雑誌は相当な熱量で作られているので現在でも読み物としても楽しく味わえます。
チャンスがあれば手に取って目を通して見たら得られるものが多くあるかもしれませんよ。


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