#3からお漏らし(オーバーフロー)しますので確認しましょう。
コンディションの良い車両ですので安心できます。無駄にばらすのもアレですのでフロート室のみで
やや細かいサビがちらほらしております。錆びていないタンクの方が珍しいですからね。
オーバーフローの原因はゴミのつまりかバルブシート(フロートバルブ受け)オーリングであることが殆どです。
中央の通路からのみガソリンが入って来て欲しいのですがオーリングが弱って脇からフロート室に入ってしまう状態。じわじわ油面上昇がこの様なパターンが多いです。
昔懐かしい金属フロートバルブ。段付も酷くなければ軽く磨けば修正可能です。4気筒でフロートバルブを交換する事は経験上少ないです。
フロートレベルと実油面を見ておけばフロート室内のガソリン状況が確認できます。先程述べたじわじわ油面上昇も実油面を確認しておけば安心でしょう。
実油面が必要なのですか?と聞かれる事もよくあります。実油面を確認しておけば組付けから調子悪いとかオーバーフローするとか起きた時に”フロートバルブと油面”が原因理由から削除できますのでトラブルシューティング対応の速度が向上し面倒が減ります。油面なんてキャブを5度も動かせば数ミリの油面差が出てきます。結局常に”たぷんたぷん”している訳です。しかし4つ合っている方が良いかと思いますよ。
お漏らしも止まって排気音も安定して気持ちよいです。