ガソリンの漏れが止まらないのでレッカー入り。合せて車検もご用命です。
(基本、車検なしバイクとスクーターの作業は受付けておりません。)
先が長そうなレイウアトです。外す部品が多く、不慣れなものでスクーターは取り扱っておりません。
思ったよりも外し易かった印象でした。
最低限分解して洗浄して確認に移ります。
フロート室もジェットも詰まりもなく状態良好です。
通路などの穴も出来れば工業用綿棒(カスが残らない自信があれば通常の綿棒でも可)
で清掃致します。クリーナーの噴射だけでは落ちきれない事もあり意外と汚れております。
漏れると言えばフロートバルブ周り。PL確認しましたら個々オーリングだけの設定が無いと言う恐ろしい状態。
多くの原因はフロートバルブオーリングの劣化。通常中央フロートバルブの浮き沈みで開閉を行なっております。しかしオーリングが劣化してしまうと閉まっていても周辺からガソリンがフロート室に入って来てしまいます。”ジワジワ油面上昇”と言った感じでしょうか?
エンジン掛かっていれば若干調子悪く、負圧コックだと判り辛い状態です。
寸法がわかってしまえばミクニの規格品です。流用すれば無駄な部品交換コストが抑えられます。
ガソリンを通してジワジワ来ないか確認するだけで組付け後の漏れなどのトラブルが減りますし確実性が向上いたします。
後。車種ごとでこのキャブは角度何度/フロートレベル何MM/実油面何MMと言うデーターにも役立ちます?どうでしょうか。
フロートバルブを交換するならインマニを交換したい所です。中までは亀裂は到達していない模様ですがやはり”熱害”が激しいスクーター事情。
一体成型とは恐れ入りました。ヤマハなのに2860円/個と意外とリーズナブルで驚きました。
プラグも交換しておきますね。燻ぶる事が本来、問題ではありますがそれは予期せぬ事態である事が多いと思います。多少不精な方はイリジウムではなく普通のプラグで良いと思います。
合せてエアフィルターも交換しておきますね。
遠めから研磨したら意外とうまく行きました。やり過ぎは錆びますからね。
オーリングを2個手配ミスで組めませんでした。一旦保留と致します。