オイル漏れが激しい=丁度良いタイミングだと思いますよ。タペット調整を行いましょう。
数箇所にほんの軽いカジリがありました。あまり気にしなくても良いです。ロッカーアーム式は直打式と比べてカム周りが高い所にあります。オイル池の中を押している訳ではありませんのでやはり多少は苦しいようです。
後は乗るスパンが短い人・短距離で信号待ちが多い人にかじりが多いかもしれません。
逆に毎週乗って1回のツーリングが300-500km。走行距離5万8万キロでもカジっておらず綺麗な状態の方もいらっしゃいますよ。
調整前のクリアランスを測定してから調整しておきます。
クリアランスが少ないと調子が非常に悪いです。馬鹿みたいに広いものは見たことありませんが劇的に数値が狂っていない限りそこまで調子は変わらないと思います。
調整をし合せておく事により次回”狭くなった” ”広くなった”と判断基準や理由付けになると思います。
カムチェーンのガタも確認しておいた方がベターです。チェーンも工業製品ですので一周全域が均一には伸びません。緩い箇所、相対してキツイ箇所もあります。そしてテンショナーがオート調整式です。必要にして十分な調整しか行ってくれませんし固着して動かない時もあります。クランキングして”正・逆”で弛み具合がわかります。ガタは必要ですがタインミングずれてピックアップの悪さにも繫がる事もあります。
研磨を掛けておきました。漏れも治り・調子もあがり・美観も向上できれば此方も嬉しいです。
交換しても良いですがちょっと磨いて塗装するだけで全然質感が向上致します。
同調は合っているとアイドリングから気持ちよいです。エンジンもガチャガチャしませんので静かになって二重丸です。
プラグは比較的新しい感じですが若干ススいですね。基本BSTは若干難あり?な構造ですからね。エンジンダンパーは自身で交換されておりますので今回は行なっておりません。
完成となります。