GSXR1100K フロントメンテSKF+OH ボトムケース研磨&ガンコート ニューテックオイル交換 フルード交換


とにかく綺麗なGSXR1100K。愛情の深さを感じます。今回は4年ぶりにフロントメンテとオイル交換・フルード交換ご用命です。
4年前で数万キロ走行のステム。ニューテックNC100グリスの残留の多さとグリスの状態の良さに驚きです。こうやって数年後・数万キロ後に分解して油脂類の良し悪しがわかるものですね。
レースの状態も非常に良好です。問題ないのであれば敢えて交換する必要はありません。圧入箇所をバンバン交換するのはややリスキー?と最近思ってしまいます。
と言う事でフロントメンテ フォークOH+ステム注油に変更致します。=少し価格が下がります。
上も下もしっかり注油して長く良い状態続いて欲しいですね。
ボトムケースを研磨→ガンコートクリアー仕上げ致します。経年劣化もありますがアルミバフにクリアーの食い付きって今ひとつっぽいですね。
研磨できないので圧側減衰を抜かないといけません。ぶち抜いてタップ→スライディングハンマー致します。
抜くとスプリングとボールが出てきますので紛失しないよーにです。後はボトムケース側タップ加工してセミ中空ボルトを製作しガスケット挟んで封印する方向にしました。
真鍮なので無理やり抜いたり入れたりしないよーに。部品単体で設定ありませんので要注意です。
フォークオイルの汚れはそこそこでしたね。
最新バージョンの研磨+クリアーです。色々とバージョンを重ねておりますが・・・やはり”最新がより良い仕上がり”です。 毎回”あ~こうだったかな~?”と疑問と対策の嵐。常に終わりが無い所がこの仕事の楽しい所?でしょうかね。

少し飛びます。シールはSKFを使用しております。ロッドをストロークしてから真空引きで細かいエアを抜いていきます。ロッドストロークでもそれなりに抜けます。こう言う便利道具を使うと絶対抜けているな~っと気分的に安心できます。
いきなり若返った感じです。ガンコートのクリアーなので飛び石にも強いかも?しれませんね。
自分のせいですがやる事が年々増えてしまって困る事実がここにあります。
ステムナットはGS1200SSのアルミ。肉抜きが超かっこいい品。絶版になる前にどうぞ!です。
サイレンサーバンド製作です。外径で決める?内径で決める?肉厚と円周率。小学生の計算でほぼ通常作りモノは進行できる気がいたします。
シャーリングで必要寸法にて切断致しまして
3本ロールで巻き巻きしまして
顎を製作。Rと直線の境界線の曲げにリブ立てて少し強化致しました。
後は現物で美味しい位置をマジックしまして決定致します。
スポット溶接で固定しまして
再度は舐めて(溶接棒入れずに)完成です。
これでいい感じでしょう。
エンジンオイルをニューテックNC50 10W-50 オイルフィルター交換しまして
ブレーキフルードをCCIゴールデンクルーザーDOT4へ交換致しました。
ビロビロになってしまったダイアフラム交換しておきましたよ。
今回の作業は以上となります。
  • URLをコピーしました!